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あなた
霧雨が
街の
隅々まで
重い
髪の毛を
濡らす
シャツ
一枚の
中の
ぬるい
時間の
中の
さみしさ
さみしさ
白く霞んだ
景色の中
砂糖のように
満ちるのは
あなた!
月の光も
柳の木も
水の匂いも
あなたの名前も!
今夜
俺は食べて
飲み込んで
体の中のスクリーン
映して
ちかちかさせて
眠るの
口ずさむ
青い歌
暗闇に溶けて
小気味よい
それは
悲しみ
嘘みたいな日々
巡らせてみたい
街角、つぼみだらけの樹々を
愛でては消えるような
幻と
日暮しの中ですら!
二重にぶれた
視界の隙間
あつめられない星のような
あなた!
あなた!
あなた!
あなた!
あなた!
あなたが俺の血に乗って流れて
陳腐な記憶でなくなるとき
朝焼けに突き立つ哲学を
今日も持って
俺は行くだろう